『ヒックとドラゴン』
2011年 01月 10日
ドリームワークスが2010年に公開した作品。
原作はイギリスの作家、クレシッダ・コーウェルによる児童文学。
絵本から抜け出てきた様な映像が優しくてきれい。
あと人物の表情がとってもリアル。アニメなのに人間に近い表情をするのね。
だからヒックとトゥースの出逢いのシーンや、ヒックが最初にとトゥースに触れるシーンなんかの微妙な感情の変化が表情から汲み取れて引き込まれます。
とってもテンポよくポンポン進んでいくのに、ひとつひとつのエピソードが非常に分かりやすく明解。
丁寧さの質というか・・・伝えたいことを印象付けるテクニックが素晴らしいんだね。
計算されてるってことだ!
泣けるぅ~とか、ドラマチックゥ~とかではないけれど、見終ったあと爽やかな風が吹き抜けるような爽快感がある。
なにより子供達が子供子供してないのに好感が持てるな。
・・・っていうか、向こうの子供はそうなんだよね。
ある意味、普通に描いてるってことかな。
(ふと、ブロードウェイで見たBILLY ELLIOTの子役達を思い出しちゃった。)
小さい頃から、自己があるというか、アイデンティを持ってるというか・・・。
精神的自立が早い感じ?
同じ日の昼と夜に見た『SPACE BATTLESHIP ヤマト』と『ヒックとドラゴン』。
内容は大人向けなヤマトだけど質感は『ヒックとドラゴン』の方が大人な感じがしてならない。
そうそう、『ヒックとドラゴン』に出てくるアスティって男勝りの女の子のキャラが黒木メイサ版森雪とダブるんだけど
アスティはちゃんとキャラを踏襲していて違和感がなく、子供のピュアさを保ちながら、包容力があり、可愛くて魅力的なんだよね。
なんだかなぁ~!
ちょいと悔しいねぇ・・・。
あと、空を飛びたくなる!(笑)
ヒックとドラゴンはなんか・・「終わらないでっ」
って感じで、終わっちゃったときに「もうちょっとみたかった」って言う気分になりますw
結構ベタな展開だけど、脇役もしっかりしてるし・・見てるとアニメの世界に自分が引き込まれるようでおもしろかったです!
なんだか不思議で、なんだか嬉しいナ☆
この映画はとっても可愛かったですよね!
思い出しただけで笑顔になっちゃうような・・・そんな映画でした。